向日市消防団は、日頃の災害活動や訓練の成果を確認するために、副団長による各分団の訓練視察を行っています。分団によって出火場所は違い、さまざまな敷地を借りての想定訓練です。夜間ということもあり、普段と少し違った雰囲気で本番さながらの緊張感がある訓練に臨むことが出来ました。

災害現場をはじめとするあらゆる機会や場所において、救急事案に遭遇したときに、消防団員として適切な救急処置が施せるよう、AEDの取り扱いを含んだ心肺蘇生法の習得を目的に、団員教養が実施され、絶え間ない胸骨圧迫の大切さを学びました。

向日市消防団先進地視察研修ということで、広島県呉市・呉市消防団を訪問し、近年の社会情勢の変化や都市化の進展に伴い、消防団の活性化、震災対策が課題となっている中で、呉市消防団の現状を視察させていただきました。団員の確保についての課題は、当市と同様のものでありましたが、呉市消防団では、はしご隊を結成し、市の行事等で積極的に演技を披露され、PR活動をされているという話を伺いました。

幹部団員を対象とした、団員の統制を図るため指揮訓練を実施しました。この日はあいにくの雨で屋内での訓練となりましたが、規範訓練、集合・整頓要領、火災現場での報告要領を学びました。

資器材取り扱い訓練です。消防車両には様々な資器材が積載されています。そのすべてを正しく、安全に使用して救出に向かうため、正確な使い方を学びました。全員真剣な面持ちです。有事の際は、この資器材と、訓練の成果が役立ちますように。